中学时代の会长の话なのだが、うおぅ、泣かされたぜ。
杏子よりも会长の过去に泣かされた。ずっと描かれなかった会长の背景には阳介を思い出すとこがあったが、やっぱり子ども时代に遭遇すると高校生では违うよなあ。
会长が会长であるのはいろんな意味で彼女のおかげなのだろうと、この后の话を特に読むとしみじみと思う。うん、良い意味でも悪い意味でも。
・第二话~络む副会长~
生徒会のテコ入れ・脇役クローズアップとして抜擢されたリリシアに缠わりつくことになった杉崎。図书室に出るという幽霊の调査をするリリシアにいつのものようにちょっかいを出していた杉崎だが、リリシアをサブヒロインと言ったことから彼女をヒロインに升格させるという话になっていき、リリシアに杉崎をおしつけたはずの生徒会は思わぬとばっちりを受けることになる。
正直なところ、リリシアにはあまり兴味はなかったのだが……やべぇ、可爱いと思ってしまったじゃないかっ!
个人的には生徒会を巻き込んでのリリシアヒロイン化よりも杉崎とリリシアの帰り道での会话が好き。せっかくデレるというか、肝心なことを言った时闻こえないのが主人公の素质なのか。
しかし、この话だけだとしても确実にヒロインになれたリリシアは胜ち组。次の短编で巡もいい思いができるだろうか。
……あ、待て。そういや私、まだ火种読んでなry
・第三话~送る生徒会~
卒业式を目前にして、くりむが読む答辞と杉崎が読む送辞の内容を考えることにした生徒会。一から十まで考えてしまうのではなく、とりあえずやってみようということになるのだが上手くいくわけがなく、话はどんどん违った方向に进んでいく。
……ネタがほとんど解る自分に凹みそうになったが、クリーム・ポッターに全て许しそうになった。しかも、実话らしいからなこれ。なぜそこを书かないのか、なぜそこを书かないのか。この回はいつもの如く爆笑必须です。
他にも「オブザデット」とか「天元突破」が入った送辞とか、そんな卒业式はカオスすぎる!
だが、最后しんみりするのはやっぱり辛いなあ。
・最终话~最初の一歩~
碧阳学园に入学した知弦は中学时代の事もあり、クラスメイトを拒绝して孤立していた。本人はそれでよかったのだが、くりむは空気を読まず千弦の睨みにも怯まず话しかけてくる。その様子に不気味なモノを感じながら一绪に帰ることになったのだが、そこで知弦はくりむが自分と同じモノを抱えていることに気づく。
うむ、この会长は知弦视线だからかもしれないが、少し不気味に书かれている。会长は会长なんだけど、空っぽというか中身がない感じ。事実そうなのだが、回想での一件から必死に友达を作ろうとする会长と二度と伤つかないために友达を作らない知弦。
この二人が出会って本当の友达になった瞬间は感动ものだったが、长く続かないのが彼女の性分。
実はさ、知弦ってシリアスが似合わないと思うんだ。
・エピローグ~卒业式当日~
卒业式に间に合うか否かの瀬戸际、タクシー内で揉める枯野を尻目に杉崎の心境は复雑だった。卒业式に行きたいという気持ちとみんなと别れたくないという気持ちで揺れる杉崎のもとに特効服を着たフルフェイスの少女が现れた。
少女は勿论あの人。
会长が会长になった一番の原因にして元凶。私的には面白いので、远くにいる分には爱でたい人。
杉崎を通して会长の今を闻き、嬉しそうにしている分にはいい人なのになあ。
・えくすとら~渡す生徒会~
二月十四日、バレンタインデー。女子にとっても男子にとっても一大イベントのこの日、生徒会女子メンバーはお気に入りの品から手作りの品を手に、杉崎键にチョコを渡そうとしていた。
……杉崎は本命だけでなく义理チョコもたくさん贳うんだろうな、と思ったら郁になった。
生徒会女子メンバーの一人一人の视线から杉崎にチョコを与える过程が描かれているのだが、一番おいしいのは真冬で一番可爱かったのは深夏。
デレ化による破壊力は本编を読んでもらえれば闷えること间违いなしだが、挿絵と文字が绝妙な嫌がらせが今回の一番のお気に入りだった。だから、それを文字だけでいくってどうかと思ったんだが、今回はここが好きなので许してほしい。
以下、杉崎にチョコを渡そうとする深夏の失败という名の嫌がらせ。
「み、深夏。これって……」
「お、おぅ……そうだぜ……」
颜を真っ赤にしながらも……键の掌の上にある「それ」を确认して――告げる。
「そりゃあたしがさっき后辈から贳ったチョコだっ!」
いやあ、深夏のデレ化后の2-Bが见たくてたまらないね。
宇宙姉弟がどんな反応しているのかが楽しみで仕方ないぜ。
……だが、帯の「下克上」ってなんだったんだろうか?